池田愉養院(ゆよういん)付属研究室

東京都三鷹市 JR三鷹駅より徒歩3分。 整体 池田愉養院のブログ

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同時相関相補性

前回は、「息・食・動・想」について書きました。

同時相関・相補性とは、それらの関係性です。
息・食・動・想(+環境)は、良くも悪くも互いに影響を及ぼしあっている、ということです。

どれかのバランスが悪くなれば、他のバランスも悪くなり、
どれかのバランスが良くなれば、他のバランスも良くなる。

食事の質や量のバランスが崩れれば、呼吸、体の動き、心の状態も乱れます。
逆に、食事のバランスがよくなれば、呼吸、体の動き、心の状態もよくなります。

心の状態(想)をよりよくしたい場合、直接心にアプローチするだけでなく、
体や呼吸を整えたり、食事を改善することによっても、心の状態は変わってきます。

足を引っ張っている部分から改善した方がいい場合もあれば、
興味があったり、変えやすいところから改善していったほうがいい場合もあります。

施術は、体のバランス(動)を整えることです。
体のバランスを整えることは、息・食・想を整えることでもあるのです。 
体が整うと息が深くなります。心も落ち着きます。
食も、体と心が落ち着くと、節度あるものに快適さを感じるようになります。

人間の営みのいろいろな面はつながり、関わりあっています。
全体を見ること。
部分が変化することによって、全体が変化すること。

このような考え方は決して操体特有のものではありません。
表現は違えど、いろいろなところで、言われてきていることです。
心身のコンディションについて考えるとき、部分だけでなく、全体との関連で考えてみることは大切だと思っています。

では、今回の音楽は、ヌスラト・ファテ・アリ・ハーン。
先日グーグルのロゴになっていました、生誕67周年だったそうです。

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息・食・動・想

ひとが生きていく上で、他人に代わってもらうことができない活動は、なんでしょうか?

操体の橋本敬三先生は、息・食・動・想の4つを自己責任で行う活動として挙げています。
操体は、筋骨格系のみ、体のかたちのみを扱うではなく、健康についての総合的な考え方なので、このような話が出てきます。

息:呼吸。
食:飲食。排泄もこちらにいれておきましょうか。
動:身体活動。身体を動かす運動に加えて、静止した状態、姿勢もこちらに含まれます。※施術ではここを主に取り扱います。
想:精神活動。思考、感情。

この4つの活動と、それを含む環境(生活環境、人間関係)との関連の上に私たちの健康が維持されています。
睡眠はこちらには入っていませんが、大事なポイントです。

息・食・動・想・環境は互いに関連しています。
そして、それぞれがある程度以上のバランスを保っている必要があります。
どれかひとつがひどい状態であった場合を考えてみてください。
呼吸がうまくできない、飲食の不足もしくは過剰・・・
健やかな状態ではいられないですね。

ちなみに、仏教では身・口・意、の3つに人間の生活を分けています。
体による行為、口による行為(話すこと)、意識による行為(思考、感情)について、気を付けるように説いています。
人間の生活という、本来ひとつのものをどのように分類するのか、というところにそれぞれの世界観やアプローチの違いが表れています。

息・食・動・想について、どの面をより意識しているかは、人それぞれ違います。
それは個性であり、興味があることを深めていくのはよいことです。
しかし、ひとによっては、生活のある面には気を付けているけれど、別の面にはほとんど注意を払っていない場合があります。
このような項目別に考えてみることによって、生活を総合的に見る助けになることがあります。

あなたの息・食・動・想・環境の状態はどうでしょうか?
あなたの身・口・意による行為はどうですか?


では、この辺で音楽を。
ジャズピアニストのセロニアス・モンク、"don't blame me"

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「人生の奇跡は、今、ここにあります」

今回は言葉を紹介します。


人生の奇跡は、「今、ここ」にあります。
私たちは人生の奇跡を、私たち自身の中で、
私たちの周りの至るところで感じます。
私たちの目は奇跡です。
私たちの心は奇跡です。
私たちの脳は奇跡です。
青い空、白い雲、山、川、森、花、愛する人。
このすべてのものは、人生の本当の奇跡なのです。
しかし、私たちが過去に苦しみ、
未来を恐れて心配しているなら、
「今、ここ」において、世の中のあらゆる奇跡とは、決して出会えないのです。
……未来の奇跡を待たないでください。

『抱擁』ティク・ナット・ハン p90-91



暑い日が続きますが、
新鮮な気持ちで生きていきましょう!!

音も奇跡です。
アフリカのマリ共和国のミュージシャン、トゥマニ・ジャバテ 『ザ・マンデ・バリエーションズ』

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生きているなら、みな健康

病気であろうと、老いていようと、血液は流れ、呼吸し、消化しています。
細胞レベルでガス交換が行われ、必要なものを取り入れ、不要なものは排出します。
身体の中では、とんでもなく精妙でダイナミックな働きが起こり続けています。

体のバランスが多少悪かろうと、バランスを保とうとする働きは常にあります。
生きているならば、ある程度以上のバランスは維持しているのです。
「健康」を拡大解釈すれば、「生きているなら、みな健康」と言えます。

逆に、「生きているなら、みな病気がある」と言うこともできます。
体は常に壊れ続けています。
細菌やウイルスはたくさんいますし、日光を浴びれば紫外線で細胞は損傷します。
遺伝子の複製ミスもあります。
呼吸や飲食によって体に害となるものも取り入れています。
ケガをすることもありますし、無理をすることもあります。

しかし、体は損傷を修復し、要らないものは体外に排出します。
ごく小さな病気になり、回復することが、私たちの気づかないうちに、体のあちこちで起こっているのです。

意識されない様々な働きによって、私たちの体が維持されていることは、すごいことだと思います。
そのような働きをたたえる意味でも、「生きているならば皆健康である」と考えてみるのもよいのではないでしょうか。

では、音楽を。
バッハ『フーガの技法』 サヴァール指揮

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脚を養う

歩行のリハビリから、より動ける身体になるためにも、行うとよいエクササイズを紹介をします。
主に大腿四頭筋に効き、大地を踏みしめる力、立って移動する能力を養います。
片足でしっかり踏みしめられると、反作用の力で反対の脚はあがりやすくもなります。

疲れるまでやる必要はありません。
軽く行うだけでも、刺激が身体に入りますので、効果があります。

脚の状態や身体のバランスは、左右対称でないため、動きも左右対称になる必要はありません。体重ののり方、膝の曲がり具合など、左右で違っていて問題ないです。

3段階の負荷にわけてありますので、自分に合った負荷で行ってください。
じわーっと大地を押しこんでいく感じでゆっくりと。

では、説明します。
立って行います。
◎負荷1 なんとか立てるが、歩くのは困難に感じる方。
立位が不安定な方は、何かにつかまるか、支えてもらって行う。
足は楽に開いて、立つ。

(1)片足に体重をのせる。
(2)反対の足に体重をのせる。
ゆっくりと交互に行う。


◎負荷2
楽に立ち、両足のつま先を少しだけ閉じる。
(多くの方は自然に立つと、両足の位置はややつま先側が開いた「ハの字」型になっているので、両足を平行にする感じです。それぞれの自然な状態から、少しだけつま先を中に閉じます。)
膝はピンと伸ばさず、少し曲げて、ゆるめた状態にしておく。

(1)片足に体重をのせる。のせた側の膝を軽く前に出す(膝が自然と曲がります)。
(2)反対の足に体重をのせる。同様にそちらの膝を前に出す
交互に行う。
無理のない負荷で行ってください。


◎負荷3
足幅は負荷に応じて広くする。
つま先を少し閉じる。(膝を軽く内に締めることになります)

動きは上記と同様。
体重をのせた側の膝を前に出しながら曲げていきます。
このとき、上半身は前傾せず、鉛直に立てておきます。
上半身は楽にしていると、体重をのせていない脚の方を向いていく感じがあります。
そのままその動きにまかせて、そっちを向ちゃってください。
両足裏はつけたまま、動かさない。
左右交互に行う。

膝の曲がり具合は負荷に応じて、無理のないところから、だんだんと深くしていきます。
軽くなじませる感じでやってもいいですし、きつめの負荷でやってもいいです。

最終形はこんな感じ(笑)。
jet+lee
若き日のジェット・リー。
普通の人はここまでできる必要はありませんが。


他のエクササイズもよいのですが、比較したメリットをあげてみます。

大腿四頭筋のエクササイズとして、座って行うものもあります。
立って行うと、立った状態のつながりとして、刺激をいれることができます。

立って両脚を同時に曲げ伸ばしする、スクワットがあります。
片足ずつ行うことによって、歩行時に必要な片足で身体を支えるつながり、そして左右のバランスの違いにあわせた刺激をいれることができます。
例えば、片足が不自由な方はその人なりのバランスがあり、左右対称ではなくとも、その人なりの楽な歩き方があります。
そのようなそれぞれにあったバランスで、身体を養っていくことができます。


興味を持った方は、試してみてください。

祖母が転倒後、しばらく歩いていなかったのですが、少しよくなってきたようなので、連絡もかねてこちらに書きました。

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