池田愉養院(ゆよういん)付属研究室

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動の操法

施術で実際にどんなことをするのか、書いてみます。
分かりづらいかもしれませんが、なんとなくイメージをもっていただければと思います。

まず、操法(そうほう)を大きくふたつに分けます。
「動の操法」と「静の操法」。

「動の操法」
お客様ご自身(※)に身体を動かしていただくものを、「動の操法」と呼んでいます。
(操体では受け手の方を「本人」、施術者のことを「操者」というので、以下はそれにならわせていただきます)
じわ~っと動いていただいて、ふぅ~と脱力する感じです。
動物が伸びをするのと同じです。
操者は、本人の動きに対して反対の方向に力を加えつつ、本人の身体が連動して動くように補助をします。

じわ~っとして、ふぅ~。
これで身体が整うのです。
固くなった筋肉はゆるみます。
ギシギシしていた身体に弾力が戻ります。
だらんと力が入りづらかった部分は、適度に締まってきます。
身体の連動がよくなります。

身体のどこかの部分を痛めるのは、その部分だけを酷使して動いていた結果であることがほとんどです。
本来、動作をするときは全身が連動して動くものなのです。
例えば、単純に片手を前に伸ばす行為でも、全身が協調して手が伸びればよいのですが、肩から先だけを動かしていると、肩や腕に負担がかかります。

身体が連動するように、と頭で考えて行為をしてもなかなかうまくいきません。
また、日常のなかでそれを意識し続けることは難しいです。
逆に、身体が連動する状態に整っていれば、特に意識しなくとも自然とそうなるのです。

動の操法を、「膝倒し」という方法を例として、説明します。
まず、本人は仰向けの状態で両膝を立てた状態から、両膝を左右どちらに倒しやすいかチェックします(動診)。
次に、操法にはいります。
本人に、倒しやすかったほうへ両膝を倒してきていただきます。
本人の両膝がいくらか倒れたところで、操者は倒れる反対の方向、つまり本人の両膝が立っている状態に戻る方向に片手で力を加えます。
本人の両膝とそれを支える操者の手は、力が拮抗した状態で静止します。
そして、本人の動きが腰だけをひねって膝を倒すのではなく、腰より上の部分も連動するように、操者は反対の手で軽く促します。
そのままじんわりと感覚を味わっていただいた後、力を抜いていただきます。
この間に本人の身体がうごめきだしたりするのですが、慣れてくるとその感覚に身をまかせる感じがわかってきます。
慣れなくても、身体は変化するので大丈夫です。
力が拮抗してから脱力するまでの時間は、そのときによって違いますが、だいたい数呼吸くらいで、本人に力を抜いていただくことが多いです。

なんとなく大変そうな感じがするでしょうか?

力比べではないので、力まないで、じわーっと動いていただきます。

操体では、本人が大変だったり、つらくないように行います。
逆に、本人につらい感じや違和感があった場合は何か間違っていると考えます。

動かしづらい方向ではなく、反対の楽な方向に動いていただくことが多いのも、操体の特徴のひとつです。
楽な方向に動いていただくことによって、動かしづらかった側の動きがよくなるのです。
なんだか不思議な感じですが、そうなるのです。


他の療法にも、本人に動いていただいて、その動きに抵抗をかけるものはあります。
そのようなもののなかには、本人がつらい動きを、がんばってやらせるものも少なからずあります。

また、西洋式のPNFやマッスルエナジーテクニックもやはり抵抗をかけるものです。
これらは特定の筋肉を狙ってひとつの操法を行います。
それに対して、操体では部分を狙って操法をすることもありますが、基本的には身体の連動を促し、全身に効かせる狙いでひとつの操法を行ってゆきます。


どうでしょうか?なんとなくはイメージできたでしょうか??
操法はかっちりと決まってはおらず、状況によって変化するので、曖昧な言葉遣いが多くなってしまいました。
なかなかうまく説明するのは難しいです。
また、感覚的なことはやっぱり受けてみないとなかなか伝わらないです。
興味をもった方は、施術を受けに来てみてください。

次回は「静の操法」について書きます。

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